宮崎おさかな紀行

おさかな大好き大学院生のブログ

2022年、早くも師走(熱帯性の生き物たち)

日の流れって、歳重ねるごとに早く感じるようになりますよね。

そんな感じで2022年も12月になりました。

来年度の11月には博士論文が仕上がってないといけないので、多少焦りもありますが、この冬が大学生活のまとめだと思い、地に足付けて頑張ります。

 

さて、最近は夏に比べて外に出ておりません。といっても週1は魚採りしてるかも。

僕が良く採集に行く海や河口域ですが、11月くらいが大体一番海水温が暖かく、熱帯性の魚がねらい目です。

今回はここ最近の熱帯性の魚や生き物たちの写真を載せます。

 

まずはボラの仲間から。

ワニグチボラ。岩礁のタイドプール(潮だまり)にいました。

フウライボラ。唇がもじゃもじゃしてる種類です。こちらもタイドブール。

タイワンメナダ。川の河口域にいました。こんな大きい個体は初。

はい、みんなそっくりです。

正直未だにパッと見じゃ種類が分かりません。

ボラは難しい....

 

そして後輩が川で採ってきた熱帯性のヨウジウオをバケツの中で1日置いていたら、大量に子どもが出てきました。

最初はゴミにしか見えなかった...

鍵盤ことカワヨウジ。お腹にたくさん子どもがいたので、お父さんでした。

1cmに満たないカワヨウジの子ども。ゴミにしか見えないサイズ。

宮崎県沿岸では再生産してるのかもしれないですね。



そしてハゼの仲間。

最近は魚本来の美しさを残せるよう、胸びれをきれいに開くようにこだわっております。

ヒメハゼのオス。尾びれの破けが無かったら完璧だった。

ヒメハゼ属の一種。まだ未記載の種類かな。

ヤハズハゼ。採った直後は色薄いのに、一気に派手になりました。

ハゼの仲間の中でも、ヒメハゼはひれを破かずに立てることが難しい種類です。

今回の個体はこれまでで一番きれいに立てれた個体です。

 

最後は変わり種、ヒョウモンダコ

ヤハズハゼ採った日に、後輩たちと一緒にタイドプールで採った個体です。

まだ実験所の水槽で生きてます。

興奮してる時こそ派手ですが、野生では岩そっくりの地味な色してます。

黄色と青色は最高に美しい!

数年前、最初にこのタコを見たときは相当珍しいのではないかと思っていましたが、最近は磯場に出かけるとたまに(年1くらいの頻度で)見かけます。

本気で探せばもっといそうな感じですね。

 

以上が最近の成果です。

今は論文書きまくりたいシーズン(どうせ寒がりで外行きたくない&書かないと卒業できない笑)なので、執筆活動に専念します。

運動不足だけ気を付けたい。