宮崎おさかな紀行

おさかな大好き大学院生のブログ

宮崎の夏は最高です!

宮崎の夏は本当に暑くて、暑いのが大好きな僕にとっては最高です!

にしても暑いどころか危険な暑さではありますが...

ここ数日は夜は比較的涼しく、秋が近いのかも。

 

最近は毎週末、知り合いとバレーボールをしてます。

冷房のない体育館なので、途中かき氷休憩などをはさみつつ、みんなでワイワイとやってます笑

あんまり汗をかかない僕でも、シャツを4枚ほど着替えるので、相当です。

その分終わった後のビールは格別です!

夏はビールのイベントがたくさんあるので最高!

 

そしていろんな人と遊びや仕事をしてます(合間で魚採り)!

人と関わることでいろんな出会いがあり、本当に最高です!!

MRT宮崎放送のお仕事で、魚芸人のはっとりさんとコラボしたり・・・

漁師さんからもらったアブラソコムツ(脂にワックスをたくさん含むので、食べると下痢をするという魚)を食べたり・・・

五ヶ瀬川の川遊び体験イベントで生き物紹介したり・・・

水族館開催したり・・・

友達と飲み歩いたり・・・

魚の標本作ったり・・・

調査でひたすら潜ったり・・・

休みに西都に旅行したり(人生初のブルーベリー狩り!)・・・

 

本当にあっという間に時間が過ぎます!

どうしても今年度中にやっておきたいことから優先して進めています!!

いろいろ間に合え!!!

 

そんなバタバタな中、投稿中の論文の査読結果が昨晩返ってきました。

Major revision....

頑張って直します!

また(いつになるかは不明ですが)出版されたらお伝えしますね。

2026年度あっという間の2カ月!

近況報告です!

今年度早すぎる気がします!

それだけ充実しているということでしょうか。

 

まずは研究から。

2025年11月に、宮崎県北部の川の中で後輩が採った魚が、まさかの日本初記録の種でした!

その後輩がサクッと論文化し、体の縦筋(魚の場合、頭から尻尾に向かう軸が縦)がはっきりしたウロハゼの仲間なので「タテスジウロハゼ」という和名に!

 

タテスジウロハゼ!

 

論文、オープンアクセス(以下リンク)ですので是非!

www.jstage.jst.go.jp

 

一緒に採集していて、横でこんなかっこいい魚が採れるとは!!

嬉しいような悔しいような笑

次回は自分でも捕まえたい!!

やはり最近の宮崎沿岸は冬でも暖かいようで、昨年度の冬季は結構海に行きましたが、かなりの数の熱帯種がいました。

河口の魚にもそれは効いているようで、近年宮崎の河口からは多くの熱帯種が報告されています(例えばオオメジロザメ、フタツサヨリ、アサガラハゼ、カワクモハゼなど)。

今年度も色々見つけたいですね!

 

研究は他にも色々進めています。

本年度はまだ余裕があるので、学生時代から溜まっているいろんな研究を完結させていこうと思っています!

 

そして遊び!!

今年度も相変わらずいろんな人が遊んでくれています!

ずっとお世話になっているWEB魚図鑑がNPO法人化しましたが、僕は理事になりました。

websakana.org

 

そんなWEB魚図鑑の運営の方々と、色んな大学の魚や自然好きの学生たちを集めて、交流会をやったりもしました。

島での魚調査とWEB魚図鑑のオフ会の同時開催!にぎやかすぎです!!

標本も作りました!

華金ことハナキンチャクフグ。大好きな色合いの魚!

 

こんな感じで相変わらず楽しんで生きております!

今年度も動き回りますので、よろしくお願いします!

ちょっと悔しい?小笠原の魚の論文が出ました!

2024年の年末から2025年の年始にかけて、小笠原諸島の父島で正月休みを楽しんでました(もう1年以上経つのか...)。

初めて行きましたが、熱帯なのか温帯なのかよくわからない不思議な場所で、魚も固有のものが多く非常に楽しい時間でした。

ちなみに東京から船でちょうど24時間かかります。かなり揺れるので船酔い大好きな僕はずっと寝てました笑

 

さて、その時にとある海岸で潜っていると、一瞬でこれはまだ和名のない魚だ!!と気付く魚に出会いました。

ユゴイという魚の仲間で、尾びれに模様がある種が多いグループの魚です。

今回見かけた個体は20匹くらいのギンユゴイ(尾びれに白黒模様がある種)の群れの中に1匹だけ、全く模様がなく真っ白な尾びれの個体を見かけました。

zukan.com

 

その魚を見た海岸。悪天候でうねっているのに水は澄んでいて、川の影響がほとんどないことを実感。

 

ユゴイの仲間に尾びれの模様がない種がいることは以前おさかな仲間から聞いたことがあり、自分で調べたこともあったのですぐにこれだ、とすぐ気付けました。

ただその時は捕まえることは叶わず...

 

しかし夢にまで出てくるくらいに悔しく。

まだその時は先生をしていたので、教え子たちにその話をしておりました。

(まさかそれが功を奏すとは!)

 

そのおよそ2ヶ月後、数人の教え子たちが小笠原に行くというので、もし尾びれに模様のないユゴイを見かけたら捕まえて!とお願いしていました。

そして彼らが島に渡って数日後、突如として彼らから連絡があり、小笠原水産センターの水槽にそれらしき魚が泳いでますよ!と興奮気味に教えてくれました。

写真を送ってもらうと、もうその種でしかなく、こちらも大興奮笑

彼らと協力してその施設の方に事情を説明して譲ってもらえるか交渉しました。

施設の方々は非常に理解があり、展示中の魚なので、すぐには出来ないが、もし死んだらまた連絡しますとのことでした。

 

その年の夏、すっかり忘れていたその魚に関する連絡が来て、死んだので提供してくれることに!

まさかの展開で、しかもちょうど仕事辞めたばかりで手が空いていたので即標本の調査、執筆にとりかかりました。

100年以上前(1902年)の南鳥島の標本もちょうど知り合いの研究者が海外から借用していたので、内容も文句なしです!

この個体です。冷凍でしたが(左側は)非常に良い状態でした!

 

そして今回の魚はまだ標準和名がない種だったので、共著者の方とわいわい楽しく考えておりました。

この名前考える時間、めちゃくちゃ楽しく、ようやくこれだという名前も決まり、あと少しで投稿できそう!というときに驚きの事件が!

 

なんと2025年の10月に、同じ種類の魚が南大東島(この魚の分布の西限になる場所)で獲れたという報告で、しかもサイハテユゴイという標準和名を提唱するという内容でした...

www.jstage.jst.go.jp

 

まさか同じ種類の魚に手を付けている研究者グループがいたとは...

魚の標準和名に関しては以前ブログに書きましたが、混乱を防ぐため1種に1つの標準和名が基本です。

そしてもし同時期に複数の人が和名を付けるとなると、先取権によって早く出版されたものが用いられます。

要は今回、僕たちの方で考えていた和名は棄却せざるを得なくなりました...

yukiyalates.hatenablog.com

 

そしてこの「サイハテユゴイ」の名前の由来は「本種の分布が大陸から遠く離れた海洋
島に限られていること」ですが、僕らは「中央太平洋(絶海)の島々を中心に分布していること」に因んで「ウナバラユゴイ」という和名を考えていました。

由来も似ているから余計に悔しいです笑

 

とはいえ、この方々の論文が出たおかげで、「中央太平洋を中心に分布する魚が、まれに小笠原諸島や大東諸島に出現する」という以前からちらっと言われていた説を、改めていろんな種で総括し、議論を追加することができました。

サイハテユゴイの分布図(星が小笠原)。主に中央太平洋に分布するが、まれに日本でも小笠原諸島や大東諸島に出現する。

 

そしてようやく本日、論文が出版されました!

英語ではありますが、無料で読めますのでぜひ。

www.jstage.jst.go.jp

 

 

色んな方々の協力もあって、まとめることができました。

皆様本当にありがとうございました。

 

次回こそは和名付けたいですね笑

 

魚を追い、人に助けられ、心が折れて。20代最後の日、宮崎で思うこと。

あっという間に2月ですね。

明日、僕は30歳になります。

正直、10代の頃に想像していた30歳はもっと「落ち着いたおじさん」でした。

でも実際になってみると、そんなことは全くない。

今、これまで以上に人生にワクワクしています(少しは落ち着いた方がよいのかもしれませんが笑)。

自分が5〜6歳の時、両親は今の僕と同じ30歳でした。そう考えると、親とは全く違う、でも自分らしい道を歩んできたんだなとしみじみ感じます。

 

そんな感じで気が付いたら30歳直前ですが、多くの人と関わって、多くの人に助けられてここまで生きて来れました。

皆さん、本当にありがとうございます。

おかげさまでいまだ健康で楽しく生活できております!

 

成人式からちょうど10年経ちますが、あっという間すぎて10年も経ったのかと驚いております。

20歳からの10年は、まさに怒涛でした。(Facebookの投稿など見返しながら)。

 

・20歳:研究室に配属されてようやく好きなことをやり始める、初の論文出版

・21歳:事故と病気で苦しむ中、魚集めに救われ、図鑑制作に没頭

・22歳:大学院修士に進学、門川での魚集めが楽しくてしょうがなかった1年

・23歳:修論そっちのけで「魚かるた」に命を燃やす

・24歳:修士号とった後、図鑑作りのために宮崎大の技術補佐員に!門川で魚集めだけの日々は最高でした

・25歳:博士進学。絵本を作りで自分の足りない部分を知ると同時に、人と関わる仕事に対し情熱を感じる

・26歳:論文で苦しむが、宮崎県の色んな人たちに助けられてようやく数本。地域との活動が認められてちょっと自信が付く

・27歳:博士号取得、就活後回しにしていたが専門学校から声がかかる

・28歳:初めての県外。専門学校教員として全力疾走し、仕事の自信を得る

・29歳:限界まで働き、そのうえ信じていたことがひっくり返って心が折れる。でも、宮崎に戻ったことで自分を取り戻した。

 

という感じです。

この10年で確信したのは、僕は「人と関わることが大好き」だということ。

そして、どんなにきつくても「人生なんとかなる」ということです。

暗闇の中にいた時、一人でふさぎ込まずに動き続けられたのは、宮崎の、そして全国の仲間たちがいてくれたからです。

特に20代後半からはたくさんの人と関わっていろんなことを教えていただき、その中でやりたいことを全力でやってきました。

特にこの1年は本当にいろんな経験ができ、人生が豊かになったと思ってます。

今は宮崎に帰ってきてのんびり(とはいえ手は止めずに)いろいろ進めて、大好きな生き物や仲間たち、新たな友人たちに囲まれて生活していると、だんだん変な悪夢を見ることも減ってきて、ここに戻ってきて本当に良かったと思ってます。

 

30代に向けて、大切にしたいのは「好きなもの・こと・人への純粋な原動力」。

逆に手放してよかったのは「エネルギーを奪ってくる人間関係」でした。

時に厳しい言葉や、負の感情を向けられることもありましたが、それは人生のほんの一部。

そんな時でも信じてくれる人や助けてくれる人がたくさんいました!

なのできついことに執着せず、僕はこれからも全力で人と、そして生き物たちと向き合っていきたい。

 

30代、どんな10年になるか楽しみで仕方ありません。

自分の足でフィールドへ向かい、大好きな魚や生き物に出会い、研究も突き進めていきます。

 

20代、僕に関わってくれたすべての人へ。

本当にありがとうございました。

 

これからも、よろしくお願いいたします。

門川町長と。宮崎帰ってきてすぐのお祭り手伝いにて。2025.8.23

 

孤独なアザラシ

宮崎大学には本学から約100kmほど離れた宮崎県の北部延岡市に水産実験所があります。

学生時代からずっとそこで過ごし、色々あって今年度も再度お世話になっているのですが、どうやら今年の3月くらいからその近辺にアザラシが居着いてしまっているようです。

www.yomiuri.co.jp

 

僕自身は7月に神奈川県から宮崎県に戻ってきたのでそのことを知りませんでしたが、偶然その場所で8月に潜っているときに水の中でこの子とおそらく遭遇してしまってます。

その様子をxに載せたらプチバズり&ネットニュースになりました笑

nlab.itmedia.co.jp

 

そんなこんなで10月になりました。

まだいるのか、そして台風も来ているのでちょこっと心配になり、研究の合間に息抜きがてらカメラを持って観に行きました。

普段は鏡のように静かな水面をした場所ですが、さすがにうねっていて水も濁っていました。

 

最後に観てからひと月以上は経っていたのでいるのか心配でしたが...

あれ?さっきまで浮き2つしかなかったよね?

 

ちゃんといました!!

ただ、やたらと警戒心が強く、上がってきても10秒ほど顔を出したらまたすぐに潜ってしまいます。

しかも一度潜ると5分くらい出てこないことも...

出てくる場所もランダムです...

せっかくなのできれいに写真撮りたいと思い、30分以内には戻ろうと思っていたのに1時間近く張り付いていました。

 

上がってくるたびにこちらを見てましたが、後半はだんだん警戒心も解けたのか、物理的な距離が多少近づいていた気がします。

この感じで通っていればそのうち仲良くなれるかも。

とまあこんな感じで写真撮って遊んでましたが、そもそもこのアザラシの種類すらわかりません。

ネット(科博のサイト)で調べた感じだとゴマフアザラシが近いのかな?

www.kahaku.go.jp

 

しかし冷たい海の生き物なはずなのによく宮崎の海で夏を乗り切れたなと感心です。

この場所、非常に豊かな内湾で、山からの冷たい水の染み出しがある上に、魚やカニが豊富なので、それらを餌に生き残っているのかな。

周りに仲間もいない環境ではあるけど、頑張って生きてほしいなとか考えておりました。

 

たまには魚以外の生き物に夢中になるのも楽しいですね。

写真の腕も磨きたいと思います!

 

近況報告!ピンフィッシュ!!

色々あり宮崎に帰ってきて早2ヶ月。

ようやく生活も落ち着いてきたので久々の更新。

 

神奈川に結局1年半ほどしかおりませんでしたが、非常に良い経験ができました!

アイデアを形にしないと仕事が務まらないという過酷な日々を過ごしましたが、おかげで自分の能力の限界を知り、そのうえで楽しむことができました。

しかもたくさんの知り合いが増え、今後の人生がより楽しみになりました!

出会えた素敵な方々に本当に感謝です。

 

所属等も変更になったので、もし知りたい方がいればHPの方ご覧ください。

sites.google.com

 

そして仕事を辞めてから、びっくりするくらい好きなことをできております。

魚獲りや漁港調査、水族館や漁師祭りのお手伝い、友人たちと飲み、それらの合間に執筆...など、こんなに人生楽しくて良いものかと、少し怖いくらいです。

研究は気持ちに余裕がないとできないことにも改めて気付きました。

魚研究でお世話になっている神奈川県立生命の星・地球博物館。

 

つい先日には、神奈川で出会った人の縁を形にした論文が出版されました。

以下より誰でも読めます。

www.jstage.jst.go.jp

 

こちら、とある釣り人のLINEグループに上がった、変な魚の画像から始まった研究で、最終的には大西洋で固有のはずの魚がなぜか横浜市で獲れてしまった、という内容です。

研究者だけでは集めきれない情報を、研究者以外の方々と協力して収集していく「市民科学」。

色んな人との魚集めは最高に楽しいです。

全てはここから始まった...

 

宮崎県でずっとやってきた釣り人の方々との連携を、神奈川でもできたことが幸せです!

ご協力いただいた方々、ありがとうございました。

 

とはいえ依然この魚の侵入経路は不明ですので、追加の情報お持ちの方いましたらご連絡いただけますと幸いです。

 

締めになりますが、少なくとも今年度はのんびりこんな感じの生活を続けていく予定です。

ほどほどに頑張りますので、今後もよろしくお願いします。

2025年度の新たな取り組み

ブログ更新しようと思いながらも、なかなか時間が作れず...

久々に更新します。

 

2025年もアッという間に半分が過ぎようとしておりますが、いろんな新たな取り組みを始めました。

 

まず、ゼミを担当することになりました。

本校の3年生から、コース選択制になりますが、そのうちの1つ「魚類・環境リサーチ専攻」というコースをメインで担当することとなりました。

ひたすら外に出て、水辺の環境と生き物のかかわりを学びつつ、何かしらの形で次の世代に還元していくことを目的としております。

1期生です!さか専屈指の魚好きたち!!

ひたすら外で採集!図鑑作ります!!

 

そのコースの学生たちがブログやHPを作っております!

ぜひご覧ください!

sakasenfish.hatenablog.com

 

sites.google.com

 

そして顧問をすることになった釣り部。

こちらも学生たちがブログ作っております。

よろしくお願いします!!

sakasen-anglers.hatenablog.com

 

こんな感じで、2025年前半、仕事はめちゃくちゃハードですがたぶん順調笑

 

そろそろ研究に本腰を入れねば。

論文...論文を書かねば...

頑張ります!