宮崎おさかな紀行

おさかな大好き大学院生のブログ

憧れの魚、ついに!(メカジキ)

まに本学(延岡の実験所から南にちょうど100km位離れた場所)に行かないといけない日があり、昨日がその日でした。

結構時間には余裕をもって行動しないと不安になる人間で、15時からの用事なのに13時には本学にいて、パソコン作業したりしながら時間をつぶしていました。

14時くらいに、この前ミズウオを提供してくださった漁師さんから連絡がありました。どうやらマグロ漁で小型のメカジキが獲れたみたいです。相当小さいらしく、珍しいとのことでした。

ほしいか聞かれたので即答でもらうことに。ただ、水揚げの場所が日南(本学からさらに1時間ほど南)みたいです。延岡から行くよりかは近いしラッキーと思い、用事終わったらすぐ行きますと連絡しました。用事も、少し早めに行くとありがたいことに受け付けてくれたので、14時半には出発できました。

ぽかぽか天気の中のドライブで気持ちがよく、窓を開けて走っていました。大学からそう離れていない場所でヤギがいて、1分くらい見つめあっていました(笑)

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春ですね。

それからはひたすら車を走らせ南へ。漁港に着くと漁師さんが手を振ってくれました。とても話し上手な面白い方で、初対面なのにたくさん話しかけてくれました。

そして船から魚を持ってきてもらいました。どうやら冷凍状態なようですが、袋からカジキ特有のツノが飛び出ており、テンション上がりました!

これまで何度も、小型のカジキを標本にしてみたいと思っていたので、とてもうれしいです!!

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このツノはわくわくさせてくれますね。

早く開けたい気持ちを抑えながら実験所に向かいますが、この時すでに16時。

貧乏学生なのでいつも下道で移動します。ただ、下道だと帰宅ラッシュもあるためおそらく19時半くらいになりそうです。そこで今回はしょうがないと言い聞かせながら、しぶしぶ高速に乗りました。

約150kmの道のりでしたが、高速だとたった2時間で着きました!しかし、3000円ほどの急な出費....

まあでも、貴重な魚を早めに持って帰ってこれたと気持ちを切り替えて標本作業に取り掛かりました。

着いてすぐに袋を開けると、ものすごくきれいな魚体が出てきました。

冷凍にもかかわらず、眼が一切白にごりしていなく、ほぼほぼ完ぺきな状態でした!!また、延縄で漁獲されたのですが、運よく右側の顔に針がかかっており、左側はきれいな状態でした(標本にする際左側に向けるため)。

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憧れとの初対面。

さらに、形を整えてひれを立てるときにも驚きました。なんと、破けがほとんどありませんでした。ここまできたら完璧な状態で写真を撮りたいという欲が湧いて出てきて、これまでのひれ立てで一番神経使ったかもしれないです。

形が整い、写真撮影に。

いやこれはかっこよすぎるでしょ!!!!!!

みんな見て!!!!

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冷凍でこの状態の良さ。青みがかった背中が美しい。

このメカジキですが、腹びれがないカジキの仲間みたいです。最大4.5mになるこの魚の、程よいサイズでしかも完璧な状態の幼魚が頂けたのは幸運でした!

写真撮影後、後輩たちとごはんに行くことになりました。最近はまん防で20時には閉まっていた飲食店でしたが、20時過ぎてもこうやって行けるのは本当に助かります。結局ジョイフルでしたが、久々に行けてよかったです。

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まん防明けでジョイフルですらうれしい。

そのあとは少しだけ実験所で作業したあとに帰って、すぐ寝ました。首凝りやすくて、しかも重症化しやすいのがつらいです.....