週末、のんびりしていたら知り合いの釣り人からカエルアンコウ捕まえたと連絡がありました。
この釣り人さんはいつもカヤックで釣りされる方で、釣れた魚以外にも水面に浮いている魚などをよく提供してくださいます。いつも魚を提供していただき、ありがとうございます。
送られてきた写真見る限り、今回のカエルアンコウは相当小さいみたいで、ぱっと身では種類がはっきりせず、もしかしたら珍しい種類の可能性もあったので楽しみでした!
もらいに行ってびっくり、想像の半分以下のサイズ。写真では模様があったのでもっと大きい個体に見えました。
広大な海に釣りに出かけて、このサイズのカエルアンコウを捕まえるのは相当な魚好きです(笑)
もらった場所は宮崎市で、標本が作れる延岡の実験所からは離れています。さらにその次の日は宮崎市で発表会があったので、すぐには延岡に戻れない状況でした。
そこで僕がここ数年で編み出した裏技、袋に魚を入れ、魚体が軽く湿る程度で密閉し、冷蔵庫で保管。
こうすることで、身がもろくなることや目が白くなることをある程度防げます。
そして実際に、採れて二日後の今日でも、このサイズの魚で相当きれいに写真を撮れました。
ちなみにちょっとした自慢ですが、1cmくらいの魚をきれいに形整えるのが得意です。
標本にしながら、カエルアンコウの仲間の種類の判別を調べました。
普通のカエルアンコウであれば、エスカ(顔先の疑似餌。これを揺らして寄ってきた魚やエビを食べる)の先端にゴカイのような形のフサフサが付きます。
ですが今回の個体は、真っ直ぐなエスカで先端に何も見当たりません。
小さいからなのか、はたまた別の種類なのか、正直微妙です。
今後色々調べてみます。